自己啓発本として初めて読んだ本である。手帳術の本ではあるが、読んでいる内にやる気が沸々とわき上がってくる。一気に渡邊美樹氏のファンになってしまった。
夢に日付をいれ、その夢実現のために今日やるべきことを明確にし、ひとつづつこなしてゆく。この本に、今の僕の考え方のベースがあるといって過言ではない。4回読み返したが、毎回違った発見があることも嬉しい。
- 2007/12/29(土) 19:29:26|
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大学へ入学したてのころ、親元を離れた開放感も手伝い、マルボロ・ラッキーストライク・セブンスター・マイルドセブンなどなど多種多様のたばこを買ってきた。そして、「自分に合うたばこ」を探すことからはじまった。元々、たばこが人間の体に合うはずもなく、決しておいしいと思える代物ではなかった。咳き込みながらも、数日かけて最も吸いやすい(あまり咳き込まない)たばこをチョイスした。アイランドというたばこだった。「アイランドを吸いながらウイスキーをちびちびやる。そして、ギターを鳴らす。」あこがれていた自分がそこにいた。
初めの1ヶ月は、1日2から3本を無理矢理吸っている感覚だったが、1日20本になるまでにさほどの時間は要しなかった。やがて、「たばこ吸い」は、僕とは切っても切り離せない習慣となっていった。
それから16年後、自他共に認めるヘビースモーカーへと立派に成長した。1日50から60本の「たばこ吸い」は、時間との戦いでもあった。1本吸うのに要する時間は3分、掛けることの50本=150分。僕にとってのこのかけがえのない時間は、どんなことがあっても捻出した。どんなに忙しい日も、どんなにうれしい日も、そしてどんなに悲しい日も。
灰皿は常に剣山、ひっくり返してはいらだつ。頭の中はいつも、次・いつ・どこでたばこを吸おうかということ。禁煙席しかないレストランなど言語道断だった。思い通りに吸えなければ家族に当たった。「たばこ吸い」だけは一等賞だった自分だが、もはやたばこを吸う資格すら無くなったと感じるようになっていた。
そんな苦悩の日々の中、光は差した。アレン・カー著「禁煙セラピー」という一冊の本だった。本など1年に1冊読むかどうかの僕が1日で1冊の本を読み切ったことは奇跡だった。さらに、次の日から一本もたばこを吸わなくなったことは、35年の人生の中で最も奇跡的な出来事だった。たばこをやめるなど自分はおろか妻も諦めていた事実だったからだ。
そして僕は本の偉大さを知った。「禁煙セラピー」は額に入れて飾って置きたいと思うほどだ。本は、いろいろな人の考え方や体験・知識をいつでも好きなときに得ることができる最高のツールである。今では、1週に1冊以上のペースで本を読むようになった。「たばこ吸い」という習慣が「本読み」という習慣に変わった瞬間だった。
- 2007/12/29(土) 11:35:39|
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